【なお|記事更新】女性客が財布を開きたくなる2つの秘密


こんにちは。なおです。

初期に書いた記事に、「なぜハンドメイドのお客さんの9割は女性なのか?女性客を掴む5つのコツ」というのがありました。

付け足せる情報を2つ仕入れたので、コツを「5」→「7」に追記。そちらをご紹介しましょう。

今回の内容は、一見するとふんわりしていますが、“女性に売れる作品”の重要なエッセンスを含んでいます。

男女の購買心理は、明確に違う!

詳細は記事に譲りますが、「男女の購買心理には、違いがある」という事実について、軽く触れておきましょう。

男女では、体の作りに違いがありますね。基本的には、生殖に関わる部分です(注:エロい気持ちは一切排除してください)。

生殖はあらゆる生物にとって、極めて根源的なインセンティブ。一見すると生殖とは距離が遠く見える行動や心理にも、性別による違いをもたらしています。

まずは男性の心理から

人間に限らず、多くの生物では、「オスがメスを巡って争い、メスは自分のところに来たオスから選ぶ」という出会いが一般的。個人の偏見ではなく、生物学的見解です。

男性は、常に女性を巡って戦い続けるのだと、DNAに刻み込まれています。大人になって冷静なフリをしていますが、深層心理は常に『バキ』の世界。

そのため、常に自分の力(腕力とは限りませんよ)や魅力を延伸できる武器を探しています。

より低コストで、より強化できる武器が良いので、コスパにはシビア。というか、コスパが大好きなのです。

(このメルマガ読者は、女性が大半と思いますが、男性も一部いらっしゃいます。男性の皆様、どうでしょう?心当たりありません?)

女性の心理はどう?

一方の女性は、出産自体はとっても大変ですが、機会に関しては、男性ほど苦労せずに子孫を残すことができました。

そのため、「戦う」とか「争って勝つ」といった感覚は、男性に比べるとずっと弱い。心の底で出世を望まない男はいませんが、出世に興味のない女性は割とよくいます。

(勘違いされていないと思いますけど、それが悪いという話じゃないですよ)

「少しでも強い武器を...!」という感覚がないので、コスパはさほど気にせず、そもそも比較すらしないことも多い。この辺りは、奥さんも大いに同意していました。

それよりも、雰囲気や見た目のデザインが大事。多少高かったとしても、自分が心地よく過ごせる空間になるかどうかが、関心ごとなのです。

「んー、そうでもないけど」と思われた女性読者もいるでしょう。個人差はありますが、平均的な女性と平均的な男性を比べると、こういう傾向が認められるのです。

追記した女性向けのツボ

今回、「女性客のツボ」として記事に追記したのは、

  • 「利他の心を刺激する」
  • 「愛するよりも愛されたい」

の2項目です。

「利他の心を刺激する」

男性が、女性を惹きつけるためにアピールするのは、主に「力」です。原始の世界では「腕力」だったかもしれませんが、本質的には「甲斐性=経済力」でしょう。

では、「女性は、男性を惹きつけるために何をアピールするか?」という実験があったんですね。

そうしたところ、「他人に貢献している姿を見せる」が、女性側の戦略らしいのです。利他性をアピールすることが、女性のDNAに刻み付けられているようなのです。

言われてみると、居酒屋で料理を取り分けるシーンで、より前のめりなのは女性だったような。
サラリーマン時代に介護会社と話をしたとき、燃え尽きてしまうヘルパーさんは大抵女性とも聞きました。

とすると、「あなたの身近な誰かが喜んでくれる」というベネフィットは、女性的には心地よい響きであると考えられます。

そのまんま、「プレゼント用途」も良いでしょう。

そうでなくても、「旦那さんor彼氏も喜びます!」「子供も大喜びです!」と、口だけじゃなく添えられたら、売りが一つ増えることになります。

「愛するよりも愛されたい」

KinKi Kidsさんの『愛されるよりも愛したい』は、どちらかと言えば男性的な発想。

「オスがメスを巡って争い、メスは自分のところに来たオスから選ぶ」という生物学的な構図から、女性は「愛するよりも愛されたい」が本音かと思います。

女性向け商品でよく聞く「愛され〇〇」というコピー。
あれ、男性向け商品では一切使われませんからね。

「身につけることで、漠然と周囲の人から好意を持ってもらえる」は、女性的には、なかなか有効と見えます(筆者は男性ゆえに、確信を持って言いづらいのですが)。

女子が求める「カワイイ」の正体って、こういうことなんじゃないですかね?

女性アイドルの曲も、「カワイイ!」って言って欲しくてしょうがない。「もっとぉ〜」みたいな。「どんだけやねんw」って思いますが、これがリアルな心境なのかもしれません。

みんなが好きなもの(例:猫耳)を身につけることで、その好意が自分にもインストールされて、自分もみんなから好きになってもらえる。というロジックだと思います。

ただ、安易にこの理屈でいくと、「みんなが好きなもの」を求めにいく「美人投票」的な作品になるので、クソつまらなくなる恐れも内在しています。

ブランディングにも影響するので、ご利用は計画的に。


米や食器用洗剤を買う場合には、男女の違いはほとんどないでしょう。

しかし、服やカバンやアクセサリーのようなライフスタイル商品全般では、この男女の違いが結構如実に出るのです。

多くのケースは、「女性作家→女性客」なので、「男がしゃしゃり出てくんじゃねぇ」と思われたかもしれませんね。

しかし、女性の美しさを本当によく知っているのは、「オネエ系」の方だったります。日本人の特徴をよく捉えられるのは、外から見ている外国人の方じゃないですか?

本人では気づきづらいメタ的な視点は、とても新鮮ですよ?
普通のビジネス書ではあまり扱われないテーマでもありますし。

意識すれば、女性客の心のツボを刺激できます。もちろん売上も上がります。感覚的なノウハウなので、あなたの中で、十分咀嚼して使っていただければなと。

なぜハンドメイドのお客さんの9割は女性なのか?女性客を掴む7つのコツ

関連して、こんなアンケートを取ってみます。
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