【なお】衆院選の「自民圧勝」に学ぶ2つの心理テクニック


こんにちは。なおです。

今回は時事ネタでいきましょう。

衆院選、自民が空前の大勝ちでしたね。
同時に、左派政党には厳しい結果に。

発信ポリシーとして政治信条は語りませんが、心理学フリークとしては、面白い観察対象でした🧐

教材のネタとして使わせてもらおうと思います。

外敵を作り出せ!

人間は、周りにいる人を無意識のうちに、「内集団(仲間)」「外集団(それ以外)」に区別する傾向があります。

そして、外敵に晒されると、内集団の範囲が広がります。普段は「仲間」と思っていない隣人が一致団結して、外敵に立ち向かう構図になります。

こういうのを「内集団バイアス」と呼びます。

サッカーに興味ないボクにとって、「マリノス」が勝つか、「レッズ」が勝つかは、全くもってどうでも良い話。
けど、「日本代表」が勝つのは嬉しい。国際戦の文脈では、日本代表団を内集団にカウントしているからですね。

今回の選挙前、C国から攻撃的な発言が続きました。日本人が歌ってる途中にコンサートを強制終了させたりもありました。

そうすると、「あれ、C国ってやばいじゃん。日本人で団結して立ち向かわないと」という心理になります。

グローバル志向の左派には、厳しい構造が出来上がっていたのですね。

リアルな話、自民圧勝に決定的なアシストをしたのは、C国自身。ここまで計算して「存立危機」発言をかましてたとしたら、高市女史は大した女傑です。

この内集団・外集団の話は、マーケティングに活用できます。「カリスマ」と呼ばれるような人は、例外なく実践しています。

グランファルーン・テクニック

逆に言えば、「外敵を意識させることで、お客さんに、"あなた"を仲間だと思わせることができる」わけです。

大衆煽動術では定番で、「グランファルーン・テクニック」と呼ばれています。

世界中の人々を団結させる方法はカンタン。
「宇宙人が攻めてくるぞ!」と信じさせたら、全地球人が手を取り合いますよ。

「Apple」が外敵にしたのは、「ダサくてイケてないパソコン」でした。そうして、美観にこだわるデザイナーやクリエーターの仲間とみなされました。
「無印良品」や「初期のユニクロ」は、「ゴチャゴチャと装飾された製品」を外敵としました。そうして、シンプル志向の顧客の仲間とみなされました。

あなたが求心力のあるブランドを作りたいとしたら、「仮想敵」を用意しなければいけません。ブランドに限らず、宗教でも、政党でも同じことです。

そして、その「敵」をお客さんに認識させなければなりません。

悪口言えば良いって話じゃないですよ?

聞き手に対し、「現に"私"にもたらされる害悪」を意識させて、あなたのブランドを「有力な対案」に位置付けなければなりません。

この話は、「【クリエーター必見】アンチテーゼから始まるブランド構築」の記事が参考になります。

ちなみに、内集団・外集団の話は、心理学的にかなり深く掘れるテーマです。グランファルーンは有力な1つで、ざっと10〜20個くらいテクニックを挙げられます。

そのうち、記事にするのでお楽しみに〜。

作家の「顔」が見えるブランドに!

もう1つ、今回のみならず「歴史的大勝ち」があった選挙では、「選挙戦の"顔"になる人物」がいます。

小泉純一郎氏のときもそうですね。
古くはヒトラーもそう。

ここにも人間の認知特性が表れています。

ソ連の指導者だったスターリンは、
「一人の死は悲劇だが、数百万人の死は統計上の数字でしかない」
と言いました。

結局、「顔が思い浮かぶ誰か」がイメージできて、その1人の人物になぞらえたストーリーで理解しないと、情報が入ってこないんですね。

心理学の実験でも裏打ちされています。

  • 「なんとか共和国で300万人が飢餓に苦しんでいます」よりも、
  • 「ロキアという少女が、貧困に喘いでいます」の方が、

寄付金が多く集まりました。

必ずしも、顔出しは必要ではありません。

「個別具体的な1人」をイメージできるかという話です。顔出しせずとも、受け手が顔を想像できれば機能します。

作家の人間性は出した方が得

SNSやブランディングで、「人間性を出すor出さない」は、意見が分かれるところですね。

心理学的には、人間性は出した方が間違いなく有利です。

  • 自民党「ニッポンを強く!」
  • 高市早苗「ニッポンを強く!」

どちらが強い印象かと言えば、後者でしょう?

名物社長がいる(いた)会社の方が、印象強くないですか?

孫さん、三木谷さん、前澤さん。マークザッカーバーグ、イーロンマスク。

それと比べると、NTTやJRや東京電力は無機質に感じません?

オーディエンスに「1人の人間」とみなされないと、あなたのメッセージはずっと伝わりづらくなってしまいます。

「人間性を出すべきでない」は企業の理屈

「人間性を出すべきでない」は、実務的な意見としては真っ当です。

企業の場合、属人性を出すのはリスクになりますから。

  • その人が休んだら配信は停止?
  • その人が辞めたら事業終了?

誰が中の人でも継続できるように、属人性を消してリスクヘッジするわけです。

が、個人で活動する作家には関係ない話ですね。(将来的に、複数人で分業したいならリスクになりますが)。

というわけで、人間性は出しておいた方が得なのです。

もちろん、出す出さないは、あなたの自由です😃


さて、本編は以上ですが、もう1つ象徴的な出来事から。

「チームみらい」の躍進ですね。古来からの政治屋さん達も苦戦した中で、結党1年未満で11議席。スゴい結果だと思います。

チームみらいの戦略は、マーケティング的にも理に適っていました。

  • 「ターゲットを絞る」
  • 「わかりやすく違っている」

この2点。過去に「NHK党」が使った戦略と同じですが、より穏当というか真っ当です。

ターゲットは「現役世代」「若者」に絞っていましたね。各党が軒並み消費減税を叫ぶ中で、社会保険料の負担減を主張していました。

(消費減税しても、まんま企業が値上げして埋めるでしょうから、「ステルス企業優遇」にしかならないでしょうし。おっと、余計なことを言いました)

母数の多い高齢者をスルーするのは勇気が入ります。しかし、「思い切って絞った方が、ターゲットを確実に刈り取れる」という好例です。

また、「エンジニアリング」を政治に持ち込むスタイルは、他所とは際立って違ってます。以前メルマガでも話した、「紫の牛」になっています。

デジタル庁ができて確実に前進してますが、主導する政治家さんはド文系。

も書いたことないですからね(コードの
は、あいうえおの「あ」みたいなもの)。

システムって、官僚的に作るとメチャ時間と金かかるんですよ。エンジニアがリードして、アジャイル的に進めてくれたら、ずーっと早く進みそうです。

なお

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