【なお】ニッチは、あなたが思うほど埋まっていません


こんにちは。なおです。

作業用のBGMって、何をかけてますか?

目的は、「集中するため」と「普通に楽しむため」の2種類に大別できそうです。

ボクの場合は、「集中するため」ですね。

そうすると、歌詞がある音楽はよくない。歌詞の意味が頭の中に侵入してくるので、集中力が阻害されます。同じ理由で、ジブリのオルゴール音楽でも、歌詞があるのでダメ。

外国語で何言ってるかわからないなら、アリかもしれません。
あるいはクラシックも。

ただ音楽も、脳が次の展開を自然と予測し始めるので、「集中力」目的ではベストアンサーではないんですよね。

そうすると、自然音やピンクノイズあたりになってきます。

ちょうど良いのは、「周囲の音をかき消してくれつつ、その音の存在を忘れられる」という塩梅ですね。

YouTubeでもあるんですが、オンオフにいちいちブラウザを開きたくない。広告もありますしね。ブラウザのメモリを余計に食うのも気が進みません。

どうしたもんか...
と思っていたら、いいのが見つかりました!

Macに内蔵されている「バックグラウンドサウンド」という機能。OSに入っているオマケ機能ですが、ゆえに動きは軽い。

ノイズ系もありますし、海とか焚き火とかも。今のところは、雨音を使っています。

なかなか良きです!

では、本編へ〜

ニッチなイベントでも、欲しいものがない

先日、とある作家さんとお話ししていました。

その方は、とにかく鳥が好き。作家になる前から鳥モチーフの作品を買うのが好きで、「鳥フェス」という特化イベントにも足を運んでいたそうです。

そこで、面白い話を聞きました。

鳥フェスって、かなりニッチですよね。

普通のクリエーター系イベントではなく、「鳥が好きな人」に絞ったイベントです。出展している作家さんも、当然ながら鳥モチーフの作品に特化しています。

こんなニッチイベントだったら、ドンピシャの作品に巡り会えそうじゃないですか?

でも、「本当に欲しい作品には、なかなか出会えなかった」そう。

たとえば、「ヘビクイワシ」をものすごく好きだったとしましょう。

知ってます?
あのイケメンな鳥。

鳥モチーフの作品はたくさんある。オウムもいる。インコもいる。フクロウもいる。でも、ヘビクイワシがない。

仮にヘビクイワシがあっても、欲しいテイストとは違うかもしれない。欲しいアイテムではないかもしれない。

「これだ!まさに、こういうのが欲しかった!」という作品には、なかなか出会えない。

結局、「これもかわいいから、まあいいか」と、多少妥協して買うことになる。

そんな感じですね。

これを聞いて、「ああ、ニッチって全然埋まってないんだな」と改めて思いました。

作家から見た「ニッチ」は、まだ広い

作家さんは、ターゲットを絞るのを怖がります。

「女性」に絞る。「30代女性」に絞る。「鳥好きの30代女性」に絞る。

ここまで来ると、「ちょっと狭すぎない?」と感じ始めます。鳥モチーフまで絞ったら、「もう十分ニッチだろう」と思うでしょう。

でも、お客さんから見ると、まだまだ全然広い。

鳥が好きな人の中にも、

  • インコが好きな人もいれば、
  • フクロウが好きな人もいれば、
  • ヘビクイワシが好きな人もいる。

かわいいデフォルメが好きな人もいれば、リアルな造形が好きな人もいる。

アクセサリーが欲しい人もいれば、部屋に飾りたい人もいる。

作家から見れば、「鳥好き」まで来れば十分ニッチに見えます。

でも、お客さんからすれば、「惜しいんだけど、ちょっと違う」がまだ大量に残っているわけです。

「競合がいないところまで絞る」ではない

そして、ここでもう1つ大事なことがあります。

ターゲットを「絞る」と聞くと、「競合と被らなくなるところまで狭くする」と考えがちです。

競合リサーチをして、「ここはライバルが多い」「ここなら誰もやっていない」と市場を探していく。こういうノウハウよく見ますよね。

ビジネス一般では妥当ですが、クリエーター市場がわかっている人なら、こういう話はしません。売れてる作家さんほど、競合は気にしないものです。

絞るとは、お客さんの琴線に刺さるところまで狭くすること。

競合がいるか、いないかは本質ではありません。

競合がいない範囲まで絞ったとしましょう。

それが、「ヘビクイワシのブローチ」だったとします。

でも、お客さんが、「"リアル"なヘビクイワシのブローチが欲しい」というニーズを持っていたら、もう一歩狭めないと琴線に触れませんね。

競合がいないことと、需要があることは別問題。

競合リサーチを重要視しすぎる考え方には、ここに大きな見落としがあります。

「ライバルと被らない場所」を探すのではなく、「お客さんが、これ私のためじゃん!と思う場所」を探す。

ターゲットをどこまで絞るか。その停止条件は、競合の有無ではなく、お客さんの琴線に届いたかどうかでしかありません。

「みんなに70点」より「誰かに120点」

ここで気になるが、「やっぱり絞りすぎではないか?」という疑念。

こう考えてみましょう。

「中途半端に絞って、誰の心にも刺さりきらない」

と

「バッキバキに絞って、たった1人に狂おしいほど刺さる」

であれば、後者の方が良い。

1人にそこまで強く刺さるなら、同じような人は他にもいます。

日本には、ざっくり1億人いますね。仮に1万人に1人しか刺さらなかったとしても、市場には1万人の潜在顧客がいます。

1万人は、だいたい武道館の収容人数。あれくらいの母数はいるわけです。

十分すぎる数。もちろん、全てを取り尽くす必要はありません。

心配するべきなのは、「絞りすぎたらどうしよう」より、「まだ絞り足りないんじゃないか?」の方でしょう。

絞って売れないなら、「絞りすぎ」とは限らない

もちろん、狭くすれば何でも売れるわけではありません。

ものすごく細かく絞ったとしても、そこに欲しい人がいなければ売れない。

でも、そのときに「やっぱりターゲットを絞りすぎたんだ」と考えて、すぐ広げてしまうのは少し違います。

悪いのは、狭さではなく、針の先がニーズに刺さっていないこと。

だったら、針を太くするのではなく、刺す場所を変える。

ターゲット設定も、そんなイメージです。

世の中には、「だいたい欲しいもの」はもうたくさんあります。

でも、「まさに、これが欲しかった!」は、まだまだ空いています。

25年前のお台場くらい(東京なのに空き地がいっぱいあったんですよ)。

あなたの今のターゲット。もう一段、二段、深く潜る余地はありませんか?


ターゲット設定については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

もう古い記事ですが、なかなかどうして。
基本はバッチリ抑えられています。

改めてリンク貼っておきます。
もうみんな読んでそうですけどね。

【絞るほど楽に売れる】ハンドメイド作家のためのターゲット設定入門

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