【なお】もし、3年間作品を作れなくなったら?


こんにちは。なおです。

夏休みが終了しました!

あれ?この間夏休みに入ったばかりだったような...

体感的には、2週間くらいしか経っていないんですけどね。小学生の頃は、夏休みってすごく長く感じたのに。やーねー、大人って。

それはそうと、今年の夏は、案外暑くなかったですね。

行っても35度。昨年みたいな40度はなかった。過ごしやすいとは言いませんが、危険な暑さって感じはなかったです。

個人的には、エアコンつけた室内じゃないと死ぬってのは、人間の生息域ではないと思っています。ずっと暑いなら、住む場所も考え直そうかと思っていたところ。

今年くらいの暑さなら、まだ東京でも良いかな?
って思いました。

では、本編へ〜

もし、しばらく作品を作れなくなったら?

これまで何度か、やむを得ない事情で、しばらく作家活動を休まざるを得なくなった方の話を耳にしました。

  • 交通事故に遭った作家さん
  • 病気で入院していた作家さん
  • 突然倒れてしまった作家さん

病気や怪我ではなくても、出産や子育てで、1〜3年くらい活動から離れることもありますよね。

人生には、こういう瞬間が訪れることもあります。

「本当は作りたい。でも、今は作れない」

そんなとき、一体どう過ごせばいいのでしょう?

今日は、ボクなりの考えをお話しします。

まず、何もしなくてもいい

最初に、大事なことから。

治療が必要なら、治すのが最優先です。
子育てなら、多分子育ての方が優先でしょう。

なんとなく、「この期間も有効活用しなきゃ!」と思ってしまいますね。

もちろん、有効活用できるに越したことはないです。

でも、「有効活用しなきゃ!」という強迫観念はよろしくありません。

痛かったり、眠れなかったり、育児で毎日ヘトヘトだったりするなら、無理する必要はないでしょう。休まざるを得ない人に、生産性まで求めたら酷です。

何もできないなら、何もしなくていいんじゃないですかね?

少し余力が出てきたときに、

「作品を作れないから、作家として何もできない」

と考える必要もないと思っています。

作品を作るまでには、

・見る
・知る
・考える
・構想する
・そして、実際に作る

という工程があります。

よく話しているように、ビジネスには上流と下流があるのです。手を動かすのは、下流だけですよ。手を動かせないなら、その間は上流工程をやればいい。

作ることだけが、制作ではありません。

こんなときこそ自己分析する

ボクだったら、この期間を自己分析に使います。

普段、作品を作って、撮影して、SNSを更新して、発送して……と動き回っていると、自分自身についてじっくり考える時間なんて、なかなか取れません。

でも、強制的に手が止まったら。

  • 「自分は何を作りたいんだろう?」
  • 「何をしている時間が一番好きだった?」
  • 「逆に、休んでみたら全然恋しくなかった作業は?」
  • 「気づくと、どんなものばかり見ている?」

こういうことを考えてみる。

活動している最中よりも、活動できないときの方が、自分にとって本当に必要なものが見えることがあります。

映画を見てもいい。本を読んでもいい。
動けるなら、美術館や博物館へ行ってもいい。
作品と全然関係なさそうな歴史や文化を勉強してもいい。

クリエイティブは、何もないところから突然生まれるものではありません。

頭の中に貯めた大量の材料を、後から組み合わせて生まれるものです。

だったら今は、材料を仕入れる時期でもいいんです。

「置いていかれる」は、そんなに気にしなくていい

活動を止めると、怖くなることもあると思います。

特に今なら、

  • 「AIについていけなくなる」
  • 「SNSの仕様が変わってしまう」
  • 「他の作家はどんどん先に進んでいる」

みたいな焦りもあるでしょう。

気持ちはよくわかります。ボクも同じ立場なら、きっとそう思うでしょうね。

でも、AIの使い方やSNSの攻略法なんて、復帰するときに覚えればいいんですよ。そのときになって、AIに聞けば良いじゃないですか。

今、一生懸命覚えても、3年後には古くなっているかもしれません。

それより、

自分は何者なのか。何に心が動くのか。何を表現したいのか。

これは、3年経っても古くなりません。どころか、あなたの作家人生が続く限り、ずっと残り続けます。

だったら、変化の速いものを必死に追いかけるより、時代が変わっても残る自身の創造性を育てておいた方がいい。

そう思いません?

技術は、あとからでも追いつけますよ。

3年は長い。でも、作家人生を終わらせるほど長くない

もちろん、3年間活動できなかったら長いですよ。

「3年なんて一瞬だよ」とは言いません。

でも、もっと長い時間軸で見たらどうでしょう?

人生100年時代です。

仮に20歳から100歳まで活動するとしたら、80年間あります。

今50歳だとしても、まだ30/80が過ぎただけ。まだ折り返し地点にも辿り着いていません。3年休んだとしても、まだまだ先は長い。

90歳になっても執筆を続けている角野栄子さんのようなクリエーターもいます。

備前刀の刀匠・今泉俊光さんは97歳で亡くなりましたが、前年の96歳で作った刀が残っています。

科学的に断言はしきれませんが、「好きな仕事を続けている人ほど長生きする」と、ボクは信じています。生きたい理由があるから、生きながらえるんだと。

クリエーターという仕事は、生涯にわたって続けられる仕事だと思っています。

来月、来年だけを見たら、大きな遅れに感じるかもしれない。

でも、作家人生全体で見たら、景色はずいぶん変わります。あとから振り返ったら、誤差の範囲かもしれませんよ。

作っていない時間も、作家人生です

そして、休んで初めて分かることもあります。

  • できなくなっても、頭の中では作品のことを考えてしまう。
  • 街を歩けば、使えそうな色や形に目がいってしまう。
  • 映画を見れば、「これ、作品に使えそう」と考えてしまう。

そういう自分に気づいたなら、それも立派な自己分析でしょう。

やめてみて初めて、人生に必要なものと、そうでないものが見分けられるようになる。心の羅針盤って、なかなか高精度なんですよ。

怪我も病気も、本当はない方がいい。

「この経験には意味があった」なんて、美談にする必要もありません。

でも、もう休まざるを得ないのであれば、その時間から拾えるものまで、捨てる必要はないと思います。

作品を作っていない時間も、あなたの作家人生から消えるわけではありません。

いつかまた手を動かせるようになったとき、その期間に見たもの、考えたこと、感じたことが、作品になって出てくるかもしれませんから。

以前、これと似た話を「考えることも含めて制作だよ」という記事にしました。

「作品を作っていない時間にも、クリエーターとしてできることがある」という話を、もう少し深く掘り下げています。

今ちょうど制作から離れている人だけでなく、「作ることばかりに時間を使っているかも」と感じる人にも、一度読んでもらいたい記事です。

考えることも含めて制作だよ【冨樫先生が教えてくれたこと】

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