【なお|コラム記事】流れる時間をゆっくりにする方法


流れる時間をゆっくりにする方法とは?

こんにちは。なおです。

胡散臭い見出しのメールを開いてしまいましたね笑

でもその通りの話です。

言葉を選ぶのですが、このメルマガの読者さんの多くは、すごく若くはないと思います(←なんて微妙な表現!)。要するに、10代や20代前半ではないだろうということです。

そうだとすると、感じますよね。

「今年は早かったなぁ」って。

ボクもしょっちゅうですよ。「あれ?今日は金曜?前の金曜って、一昨日くらいじゃなかったけ?🙄」って。

ジャネの法則

歳を重ねるごとに時間が過ぎるのが早く感じる現象は、「ジャネの法則」と呼ばれています。

5歳の子供にとって、1年は人生の5分の1。しかし、37歳にとっては、37分の1。(←これは、上の子とボクの年齢)

こういう話、一度は聞いたことありますよね。そして、「そりゃそうだわな」と納得したのではないでしょうか。ボクもその1人です。

しかし、真実はちょっと違うんですね。

時間が早く過ぎ去るのは、歳を重ねるごとに、「予測可能な意思決定」が増えていき、反対に「予測できない意思決定」が減っていくからです。

意思決定のプロセスから紐解こう

難しい言い方をしましたね。もうちょっと続けましょう。

まず、人間の脳は、1日に約35,000回の意思決定をしています。1日が86,400秒ですから、「2.5秒に1回」は意思決定することになります。

2.5秒に1回訪れる意思決定に対し、毎回ちまちま考えてはいられないのです。

そのために、大多数の意思決定は、無意識下にぶん投げて処理しているんですね。そうでもしなきゃ、脳はたちまちパンクしてしまいますから。

では、何を無意識のオート処理に回して、何は意識のマニュアル処理に回すのか。脳は、どうやって選別しているのか?

「過去うまく行った行動は、そのままオートで踏襲せい」と、こういうことなんですね。要するに、「経験則」で処理できるなら、そのまま無意識でGOが出るのです。

無意識のオート処理で済ませられるのは、ルーティーンワーク。言うなれば、「毎日の通勤電車」のようなもの。

半分寝てようが、酔っ払っていようが、ちゃんと目的地に着く。記憶も残らず、時間が右から左へスーッと流れていく。

これが、初めて行ったヨーロッパの国だったら、そうはいかないはず。

  • どの路線に乗るのか?
  • お金はどうやって払う?
  • 1時間に何本?
  • 降りる駅はここで合ってる?

と、緊張感があります。

その時間は、もっと長く感じられるでしょう。

流れる時間をゆっくりにするには?

流れる時間をゆっくりにするには、ルーティーンで済ませられない活動を、日常に組み込むことです。

「チャレンジし続けようぜ!」ってことですね。

ハンドメイド作家って、華やかな雰囲気なのは外見だけで、リアルな日常は地味なことの繰り返しじゃないですか。

「作って、写真撮って、梱包して、発送して、SNS発信して」
また「作って、写真撮って、梱包して、発送して、SNS発信して」

こうなると、時間はどんどん早く過ぎ去っていきます。

図星じゃないです?ちなみに、ボク自身もそんな変わりません。日々流れる時間の早さに白目向いてますよ🙄

ノマドワーカーみたいに、スマホとパソコンだけ持って、日本中や海外を旅しながら生きていく。こんな生活なら、充実した時間がゆっくり流れるでしょうね。

こうなったら最高なんですけど、妻子持ちの身には叶わぬ夢となりました 笑

我々にもできること!

でも、できることはあると思っています!

  1. 資産に余裕を持つ
    :チャレンジするには時間の余裕が必要だが、時間の余裕のためには、いくらかお金の余裕が必要
  2. 持ち物を減らす
    :それがどんなモノであっても、あるだけで連鎖的に取られる時間も増える(意味がわからない人は記事を参照)。モノを持たないほど、時間もお金も増える
  3. 仕組み化する/高く少なく売る
    :仕事上のルーティーンワークを減らすには、2つの道がある。①外注などの仕組み化で仕事を外に出す。②単価を上げて、売る数を減らす
  4. 情報感度を上げる
    :新しいことにチャレンジするには、新しく興味惹かれることに気づかなければならない
  5. チャレンジをルール化する
    :放っておくと絶対怠けるので、チャレンジをルールにして日常に組み込む

あ、自分ができてるとは言ってませんよ?😉

「こうできたら、もっと時間の流れがゆっくりになるのになぁ」と自戒を込めた話です。

ここでは箇条書きで済ませましたが、記事の方では細かく書いてあります✏️


このネタは、メルマガだけでサラッと書くつもりでした。が、下書きをしていると、あれよあれよと筆が進んで、いつの間にやら8,000字を超えており...。

メルマガに書くのは1,000〜3,000字程度なので、大幅オーバーもいいところ。書いちまったものはしょうがないので、記事にしておきました。

時の流れの早さに身悶えしている人(?)は、フルバージョンも読んでみてもはいかがでしょうか。

『年々早く過ぎ去っていく「時間」をゆっくりにする方法』

なお

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