【なお|新着記事】ハンドメイド作家は顔出しすべきなのか?


ハンドメイド作家は顔出しすべきなのか?

こんにちは。なおです。

「顔出しした方が有利?」という話は、あなたも1度や2度は耳にしたことがあるでしょう。

この話は、もともとブログ内の複数箇所で触れていたのですが、文量が増えてきたので、独立した記事にまとめました。

結論を先に言ってしまうと、どっちでも良いです。

顔出しした方が有利ではあります。それは本当。

しかし、しなかったとて、不利になるという話でもなし

顔出ししなくて売れている作家さんは、たっくさんいます。ちなみに、ウチの奥さんも顔出ししていませんし、今後も出す予定はありません。

ここに関しては、粗方他の発信者と同じような結論になってしまって、あまり面白みがないですね。

人の顔は記憶に残りやすい

とはいえ、1つだけ知っておくと良い話があるので、記事から一部抜粋しましょう。

「顔はわかるのに、名前が思い出せない!」は、誰しも経験があるはず。

逆に言えば、人の顔は覚えやすいのです。

また、石ころや動物の顔の見分けはつかないのに、人の顔はほんの些細な違いも識別できますね。

「人の顔」は、特別に高い精度で処理されているということです。

脳内はどうなっているのか?

脳内で、視覚を司っているのは部位に、次の2つがあります。

  • 紡錘状回(ぼうすいじょうかい)
    :主に「顔」や「文字」の処理に特化している
  • 下側頭回(かそくとうかい)
    :全般的な視覚処理を行う。モノの識別はこちらが担う

覚える必要はありません。「顔を認識する部位」と「モノを認識する部位」は別であるという点に注目してください。

より高精度に処理しているのは、顔を認識している「紡錘状回」の方

そのために、小中高の同級生の顔を、今でも思い出すことができるのです。「顔は思い出せるのに、名前は思い出せない」も、紡錘状回の性能の高さを物語る1つの現象でしょうね。

一方で、モノに関しては、それほど精度高く処理していません。お花は一輪ずつ微妙に違う表情をしていますが、その違いを識別したり記憶したりはできませんね。

では、「顔のイラスト」や「動物の顔」ならどうか。紡錘状回は、「顔」に反応するわけですが、「人間の顔」にとりわけ強く反応します。

そんなわけで、顔出しをすれば、よく識別もされ、よく記憶もされるということです。

この事実だけは、頭の片隅に入れておいて良いでしょう。


今顔出ししている人は、そのままで良いでしょう。顔出ししたくないと思っている人も、そのまま顔出ししなくて良いと思います。

あなたが上記のような立場であれば、記事を読む必要はありません。

顔出しするか、決めかねている人、悩んでいる人は、ぜひ記事をチェックしてみてください。十分な判断材料は提供できていると思います。

『ハンドメイド作家は顔出しすべきなのか?』

なお

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