【なお】あなたの才能はどこにある?


あなたの才能はどこにある?

こんにちは。なおです。

気になる見出しでしたね。「え?わたしの才能って...何だろう?」と🤔

【結論、必要です】ハンドメイド作家に才能は必要なのか?』という記事でこの話に触れていますが、改めてそう思う出来事があったので、取り上げようと思いました。

事例はボク自身。自分の才能について語るので、客観的に書いても、ちょっと鼻につく表現があるかも。その辺はご容赦を🙇

先に言っておくと、あなたにも必ず才能は眠っています。そして十中八九、ボクとは違う才能だろうと思います。

才能ってこういうことじゃない?

きっかけは、最近書いていた文章でのこと。

前回のメルマガ用に、「流れる時間をゆっくりにする方法」という小ネタを書いたところ...。思いがけず9,000字超に膨らんでしまって、記事にしてしまいました。
最近、「ビジネスにおける欲求」に関する記事の下書きをしていました(←めっちゃ良記事なのでお楽しみに!)。すると、2万3,000字も書いてしまいました。

ちなみに、「2万3,000字」は、400字詰めの原稿用紙57枚半。ブログ用に体裁を整えるのにちょいと時間かかりますが、下書きは2日です(しかも、赤子がいる状態で)。

「長く書ける=優れている」では全くないのですが、書けないよりは書けたほうがよかろうと思います。ウチの奥さんは、500文字書くのに3日かかったりします。

しかも、誰に頼まれたわけでもない。記事を書いたらお金をもらえるわけでもない。自発的に、進んでやっているという。

おそらくあなたは、ボクと同じように文章を書くことはできないでしょう。「文章を書くこと」は、ボクにとって才能なんだと思います。

(その代わりに、あなたには別の才能があるという話ですよ!)

やらざるを得ない衝動

こういう話を聞いたことがあります。

「小説家にとって、文章を書くのは排泄のようなものだ」と。頭の中にとめどなく溢れる文字を書き留めないと、頭がおかしくなる。書かなきゃ死んでしまう。だから書く。

この話を聞いたとき、すごく納得してしまいました。

ボクも、頭の中でいっつも何か理屈をこねているんですよね。で、それを人に伝える文章に直すんです。頭の中で。オートでそうなるので、止めようがない。

寝床に入った後にも、容赦なく頭の中に文章が流れてきます。こうなったら眠りにつけません。しょうがないから、忘れないようにサッとメモ取って、「改めてこの文章を形にしよう」と。こうしないと眠りにつけないんです。

手元には、外に出していない大量のメモが残されています。このメモのストックから清書として文章を書くわけですが、ストックが切れたことはありません。むしろ、増えていくばかりです。

後から気づく才能もある

実を言うと、小中学生の頃は、作文が大の苦手だったんですよね。早い子は授業の1コマの間に書き終えますが、ボクは1行も書けないのが常でした。

どうやら、インプットした情報を整理して書くのが得意なようで、感覚的にスラスラ書けるタイプの才能ではないようです。

なので、自分の才能に気づくには、一定量の知識が頭に詰め込まれるときを待たねばならなかった。片鱗を見せ始めたのは20代半ば、明確に気づいたのは30歳あたり。

そんなわけで、情報インプットのために、小難しい本をよく読みます。ビジネス書や学術書だったりします。

奥さんからは、「よくそんなに(つまんなそうな本を)読めるよね」と言われます。本当にね。きっとこれも才能なんでしょう。

マンガやVODを見ている方がラクで楽しいですよ。硬い文章を読むのは疲れますし、苦行っぽいときもあります。しかし、最後には知的好奇心が勝つんですね。

そうして情報のインプットが増え、頭は勝手に理屈をこねて文章を紡ぎ出し、書かなきゃいけない衝動に駆られる。こういうループです。

この後の話ですが、生まれながらの神童ではない一般人の才能というやつは、長時間を経てみないと気づかないことが多いように思います。

あなたの才能はどこにある?

あなたは、自分が特別な才能を持っているとは、思っていないかもしれません。

しかし才能とは、必ずしも「生まれながらに上手くできること」ではないわけです。

むしろ、

  • 誰に頼まれなくても自発的にやりたくなること
  • お金をもらわなくてもやってしまうこと
  • 長年当たり前のように続けてきたこと
  • しばらくやらないとイライラすること

が、本来の才能じゃないでしょうか?

ボクに文章を上手に書く「文才」は備わっていないと思います。謙遜ではなく、本当に。作文を1行も書けなかった人間ですから。

でも、そういう次元の話じゃないんですね。

こんだけ書いていれば、嫌でも上達します。

  • 句読点の位置だったり、
  • センテンスの長さだったり、
  • 改行のタイミングだったり、
  • 語彙の選び方だったり、
  • 読んだときのリズムだったり

にこだわりが出てきます。

これは「美意識」と言ったほうが良いでしょうね。単に日本語として問題なく読めるだけでは納得できない。この美意識が、差分になるのではないでしょうか。

こうなってくると、「意識も努力もせずに続けられること」が、才能になってくるのです。他の人には決してマネできないけど、自分は涼しい顔で易々できてしまうこと。

自分では気づきづらいかも?

あなたの才能は、どこにあるでしょう?

ボクの奥さんは、やはりボクとは全く異なる才能を持っています。

小学生の頃から勝手にミシンで小物を作ったり、自然の風景を絵に書いていたりしていたそうです。だから、ミシンも絵も上手い。誰に習ったわけでもないのに。
高校時代は、合唱祭かなんかの衣装を、自主的にクラス全員の分を作ったそうです。日暮里の繊維街に行って、自分で布地を選んで、自分でデザインして。
なので、子供用の上履き袋やら浴衣なんかも、「買ってくる」ではなく、自然と「作る」という頭になってます。ボクにはちょっとない発想ですね。

他にも色々あるんですが、割愛しましょう。

少なくとも、ボクが奥さんと出会うまでに、こういう人に出会ったことはありませんでした。十分に「外れ値=才能」だと思います。

しかし、当の本人は、特に才能とは思っていないようです。

ひょっとすると、あなたの才能は、あなたにとっては当たり前すぎて、気づいていないかもしれませんね。

ボクが自分の才能に気がつけたのは、昔は文章を書くのが大の苦手だったから。書けなかった自分を知っているから。もし昔から得意だったら、自分の才能をハッキリ認識できなかった気もします。

あなたをよく知る人に、

  • 「わたしって、何が得意だと思う?」
  • 「わたしのどの辺がすごいと思う?」

と聞いてみても良いでしょう。

必ずしも、「文章を書く」「絵を描く」のような手仕事スキルではなく、「もっと見たい!」「もっと知りたい!」という類かもしれません。映画オタクも漫画オタクも1つの才能です。

ぜひ、自分の最大の武器に気づきましょう。

それに、「わたしの才能は〇〇だ!」と知っていると、すごく自信も湧いてきますよ!

なお

from ロジカル・ハンドメイド・マーケティング

\ 不定期と言いつつ、ほぼ毎週金曜日に配信中♪ /

●運営責任者:なお(池田直哉)
●ブログ(メインサイト):
https://handmade-marketing.net
●バックナンバー:https://newsletter.handmade-marketing.net/posts

●Threads:https://www.threads.net/@nao_handmade_xy

●住所:Miyamasuzaka Building 609, 2-19-15 Shibuya, Shibuya, Tokyo 150-0002
●お問い合わせ先:info@sunya.co.jp
メールアドレスの変更はこちら
配信解除はこちら

※ご質問やご感想は、本メールアドレスにそのまま送ってもらってOK!

※お知らせが不要になりましたら、どうぞ遠慮なく配信解除してくださいませ。あなたの未読メールの肥やしになるのは忍びないので。

※一定期間メールの開封がない場合、自動で購読解除になる場合があります。

"なお"のメルマガ

ビジネス経験0のハンドメイド作家が、専業で食べていくためのマーケティングノウハウを発信しています♪

Read more from "なお"のメルマガ

持たせた気持ちにさせたら、あなたの作品は2倍売れる。 こんにちは。なおです。 とってもアコギ実践的な記事を書きました! 購入前のお客さんに、すでに所有した気持ちを植え付ければ、あなたの作品は2倍売れやすくなります。 この「2倍」という数字は、ノリで言っているわけではありません。科学的な根拠があっての「2倍」です。 ホントに実践的なので、ぜひ記事を読んで、できる範囲で試してみてください。 保有効果の魔法 「保有効果(授かり効果)」という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 人は、何かのモノや環境を手に入れると、それらを手に入れる前の2倍の価値を感じるようになる心理傾向のことです。 ゆえに、持つ前はないのが当たり前だった、「車」や「家」や「家族」や「地位」を、手に入れた後は手放しがたくなってしまうのです。 この保有効果の面白いところは、実際に所有せずとも、「所有した自分を想像する」だけでも、効果が発動するという点。 あなたの作品を持った気持ちなったお客さんは、あなたの作品の価値を2倍マシで感じるようになります。その離れがたい気持ちが、成約率を上げるのです。...

紫の牛を売れ! こんにちは。なおです。 少し古い(スマホがまだ登場する前の)ビジネス書に、『「紫の牛」を売れ!』というのがあります。 メッセージが明快で秀逸なので、紹介してみようかなと思い立ちました。 ちなみに、同書はもう普通には売ってなくて、プレミア価格がついてしまっています。買って読む必要はないので、紹介するシンプルなエッセンスだけモノにしてくださいね。 「紫の牛」とは? 同書を超訳すると、「とにかく、周りと全っ然違うことをせい!」です。 もう、タイトルの通りなんですけどね。 「紫の牛」がいたら目立つだろう?みんな見にくるだろう? ってことですよ。 ね?単純明快で気に入ったでしょう? 目立つかどうかというのは、「コントラスト」が全て。 白い羊の群れに、1匹いる黒い羊はとっても目立ちます。逆に、黒い羊の群れなら、1匹の白い羊はとても目立ちます。 「毛並みが良い」とか、 「足が速い」とか、 「角が立派」とか、 そういう比較優位の話じゃなくて、 「他とは比べようがないくらい違うっしょ?」ってな具合に、圧倒的な違いが欲しい。 同書の例に、「ピサの斜塔」が出てきます。...

業界の常識は、尊重してから疑おう。 こんにちは。なおです。 どんな業界にも、その業界のスタンダードなやり方というものがありますね。いわゆる「業界の常識」です。 あなたの作風にもあると思います。 刺繍なら刺繍の 革小物なら革小物の ミニチュアフードならミニチュアフードの 常識的なやり方があると思います。 その常識は、現時点での「正解」と言えるやり方ですから、敬意を払わねばなりません。初心者なら、まずは常識に沿ってお利口に始めるところからです。 しかし、ある程度の段階に達したら、その常識を疑わなければなりません。 このメルマガ読者は、最近作り始めた素人ではないでしょう。人様に売っているプロですから、もう常識を疑わなきゃいけない段階にいるのです。 身近な例を出して、ぜひあなた自身はどうか振り返ってもらえればと思います。 意識高い系ラーメン屋の陥る罠 ボクはラーメン好き。大学生の頃から食べ歩いていたので、かれこれ15年以上になります(まぁ、子供ができて外勤を辞めた頃から、ほぼ活動ストップしてますが)...