【なお|新着記事】なぜ、「特集掲載」は神通力を失ってしまったのか?


こんにちは。なおです。

まずは、前回アンケートの結果共有から(ご回答いただいた皆様、ありがとうございます!)。

手軽でお金もかからず、家でもできる「SNS」がトップでしたね。

感心したのは、「ターゲット層と直接コミュニケーション取る」という回答。

意識してやっているなら素晴らしい意識の高さ。

(例えば自分自身もターゲットの1人で)お友達と話すことが、そのままターゲットとのコミュニケーションになってるケースもあるでしょう。これもナイスな選択です。

何を使ってもOKですが、複数チャネルを併用すると良いですね。

一箇所だけだと情報が硬直してしまうので。普段はSNSで収集しつつ、街で人間観察しても良いと思います。

今後も、毎回ではありませんが、アンケートやるつもりなので、引き続きポチッと協力していただけると嬉しいです😊

では、本題です〜。

なぜ、「特集掲載」は神通力を失ってしまったのか?

少し前にthreadsで、こんな話をしました。

以前やっていたフリー相談会でも、「特集載っても売れなくなっちゃいました」という声は、何度も聞いていたので。

そうしたところ、「一目惚れで買うというより、同価格帯で似たようなものを検索して吟味するようになってそう」というコメントをもらいました。

そこで思ったのです。

「あぁ、ハンドメイド作品を買う体験は、もう非日常ではなくなったんだな」と。
「もはや、日常の買い物になってしまったんだな」と。

去った非日常。帰ってきた日常

ハンドメイド作品の需要がグワッと上がったのは、「コロナ禍」に入ったらへんの頃と思います。

外に出れない日々が続き、鬱憤が溜まって、「とにかくお金を使いたい!」と思っていた人は多かったことでしょう。

そこに、個人の作家さんが作った、風変わりなハンドメイド作品を発見。

  • 探してみると、本当に色々ある!
  • うわぁ、見たことないのばっかり!
  • これもカワイイ!あれもカワイイ!
  • え、特集だって?
  • まぁ、ステキ...!

と。

コロナも非日常
ハンドメイド作品を買う体験も非日常

そんな中での、「特集掲載」は、目新しいお客さんにとっては、とっても魅力的なシグナルだったのではないでしょうか?

それから時は流れ...

コロナは風邪の一種となり、日常が戻ってきました。

ハンドメイド作品も見慣れて、特別な購買体験とはみなされなくなりました

  • ショッピングセンターでの買い物
  • 街に出かけてする買い物
  • 仕事帰りに駅ビルでする買い物

と、変わりないポジションに落ち着きました。

というより、以前の形に「戻った」というのが正確ですかね。

冷静な頭に戻ったんですね。
こうして「特集掲載」の神通力は失われたと。

ただの仮説(というか妄想)ですが、当たらずとも遠からずかと思います。

そんな市場をどう生き抜くか?

方向性としては、

  • 再び、ハンドメイド作品の購買体験を「非日常」に持っていく
  • 「日常」でも売れるようにする

のどちらかになります。

前者は、なかなかハードかもしれません。これはつまり、独力で、あなたのブランドの購買体験を、一種のエンターテイメントに昇華させるということですから。

現実的には後者でしょうね。日常の買い物脳でやってくるお客さんにも、ちゃんと手に取ってもらえるようにすると。ブログ内でそこかしこに書いていることです。


メルマガ向けに書いていたのですが、絶妙な長さになってしまったので記事にしました

記事内では、もう少し文字数を割いて、コロナ前後の市況の違いを分析しています。加えて、そんな市場での立ち回りについても、も少し触れています。

5,500文字くらい(いつもの半分!)なので、軽めで読みやすいと思います。
特集の反応に首を傾げている人は、目を通してみてはいかがでしょう?

また、別の意見もあろうかと思います。
その際は、ぜひあなたの考えも教えてくださいね。

なぜ「特集掲載」は売れなくなったのか?

なお

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